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親の声かけ|私自身の体験を通して

声掛け 励まし

「励ましたいだけなのに、子どもが黙り込む」

「普通の会話が、いつの間にかケンカになる」

「何て言えばいいか分からない」

不登校や行き渋り、心身の不調があるとき、親の声かけはとても難しくなります。

今回は、「言いがちだけど逆効果になってしまう場合がある声かけ」を私の体験談とあわせてご紹介し、後半では声かけに迷ったときの考え方をお話します。

子どもが動けないときは、頭で分かっていても体がついてこない状態になっていることがあります。

また、子どもは自分の言いたいことをうまく言語化できない場合があります。

そのときに「正論」や「励まし」が繰り返し入ると、子どもの中では

・できない自分が責められている

・期待に応えられない自分が苦しい

・もう説明する気力がない(説明しても無駄)

という反応が起きやすくなります。

そのため、以下のような言い回しを繰り返し使うことは避けたほうがよいでしょう。

「みんな頑張ってるよ」

→周囲と比較しているような言葉。言われた側は自己否定が強まってしまうことがあります。

「ちゃんと話して!」

→逆に追い詰められてしまうことがあります。

 私は子どもさんが苦しんでいる時は自尊心を傷つけるような言葉や、不安をあおったり、信頼感を損なうような声かけは避けたほうがよいと考えています。また、大人と違って子どもはまだ自分の気持ちを言語化できない場合があります。私自身もそれを経験しました。

私には娘がいます。毎朝、保育園に連れていっています。

数年前4歳児クラスに通っていたある日の朝、突然「今日は保育園に行きたくない!」と言い出しました。

「えっ?急に何?」

焦る気持ちが一気に高まります。

冷静さを失っており、普段自分が職場でしていることを自宅でも実施・・・となれません。

すでに妻は仕事に行ったので、私が娘を連れていくしかない、そんな私の頭の中に出てきた言葉は、

「いやいやいや。このタイミングで甘えないでよ~」

「保育園に預けないと仕事行けないし~」

「さぁ~どうやって連れていくかな・・・」

という娘の立場に立って考えようではなく、あくまで「自分の立場」が先行している状態です。

上記の言葉を決して口には出しませんが、焦りもあり、冷静になっていない私は一生懸命つれていくことだけを考え、説得を続けますがうまくいきません。

保育園に連絡を入れてギリギリまで粘りましたが、この日はとうとう行くことができませんでした。

私は母の協力もあり、少し遅れて仕事に向かうことはできましたが、出勤しながらずっと、

「明日も行きたくないと言ったらどうする?」

など、やはりここでも娘の立場ではなくて、自分本位の考えでどうしよう、どうしようと考えていました。

しかし、次の日は何事もなかったかのように無事に登園できました。その後は何も起きていません。

園とも連携していろいろ探っていく中、「行きたくない」と判断した理由は、当時園で行われていたある授業が、娘にとって苦手なものが複数あったということでした。具体的には、

・大きな音がでる→怖い

・不協和音が苦手→怖い

などで、それまでは何とか頑張って受けることはできていたが、どうしても回避したかったというのが娘の気持ちだったのです。小さいころから雷を極端に怖がっている様子はありましたが、大きな音に対してそんなに恐怖感を抱いているとは思ってもいませんでした。理由を知ったとき浮かんだのは、

「気づくことができなくてごめん」

「あなたの立場になって考えることができなくてごめん」

という言葉です。先ほども述べたように子どもは自分の気持ち・状況を言語化できない場合があります。

苦しい状況に置かれているときこそ、相手のことを思いやり、一緒に解決していこうという姿勢が大切なんだと、娘を通して改めて学びました。

私は声かけで迷ったときは、冷静になってこの2点に立ち返るようにしています。

1.質問は2択など答えやすい形してみる

ピンチの時は頭の中が散らかっている状態です。そのため「何があったの?」というような「自由回答」だとかえって負担になる可能性があります。そのため、「説明」ではなくて「選択」で返すだけにしてハードルを下げます。たとえば「お腹いたいの?」など。

2. 目標は“行動”ではなく“負担の軽減”にする

「がんばれ」よりも行動の負担を軽減して、動ける条件を整えてみるのも一手です。   

「5分だけ外に出る」、「起きる時間を固定してみよう」など、できそうな目標を設定するなどです。

進路や学校の話は、親子だけだとどうしても感情が揺れやすくなります。特に、

・転校するほうがよいのか否か

・学習の遅れ

・生活リズム

・卒業後の進路

という話題は、正解が一つではない分、こじれやすいテーマです。

こういうときは、第三者と一緒に「状況を整理する」だけでも見え方が変わってきたりして少し楽になる可能性があります。

学思館高等学院では、通信制高校に関する疑問や、転校・編入、通い方の設計などを整理するための個別相談会を実施しています。

「まだ進路が決まっていない」「何から手をつければいいかわからない」

という段階からでも大丈夫です。状況の整理だけでもかまいません。

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