「転校」と「編入」のちがい

みなさんこんにちは。福岡学習センターの河村です。
今日は、質問の多い「転校」と「編入」についてお話したいと思います。
まずは「転校」から。転校は通っている高校をやめずに学校を変わることを指します。学年・学期の途中で転校した場合でも、転出時点での単位取得状況は引き継げます。これに対して「編入」は、通っている高校を一旦退学して、別の高校に入りなおすことを指します。状況により籍をおいていた学校の取得単位を引き継ぐことは可能です。
「・・・ということは2つは同じじゃないの?」と思った方いらっしゃるかもしれませんが、この2つは大きく異なります。それは、高校に入学できるタイミングです。私立の通信制高校の場合、転入は基本的に随時可能です(※実際の運用としては4~11月に受け入れという感じではありますが)。編入は学期の初めのタイミングでしかできませんので、2学期制の場合は春(3月)、秋(9月)のタイミングでしかできません。
ケーススタディ
実際にA君というモデルケースを使って考えてみましょう。
●A君は2025年から高校3年生になります。
●当初の予定は2023年4月に高校入学、2026年3月に高校卒業予定です。
<パターン①>
事情がありX高校に籍を置いたまま4月からY高校に転校する手続きしました。
この場合は、卒業に必要な単位を無事に習得できれば2026年3月にY高校を卒業可能です。
<パターン②>
事情がありX高校を3月で退学して、9月にY高校に編入しました。(空白期間あり)
この場合は、仮に卒業に必要な単位を2026年3月までに無事に習得できても2026年3月に卒業はできません。一番早くて2026年の秋(9月)でY高校を卒業になります。
なぜこの違いが出たのか、それは高校卒業要件の1つである「通算3年以上の在籍」という条件をパターン②の場合だと、2026年3月の時点では期間が足りずに卒業要件を満たすことができません。そのため、当初の予定より半年遅れることとなったのです。
退学は慎重に。
というわけで、当初の予定時期通り、高校卒業後に大学などへ進学したいという場合は転校で学校を変わるほうが良いのです。したがって、今通っている高校やめようと思っている方、すぐにはやめないでください。まずは通信制高校で高卒資格を取得するのか、高卒認定をうけて大学入試挑戦資格を取得するのか…等考えてみてください。そしてもし、高卒資格を取得するのであれば、通信制高校やサポート校を探してみてください。決まってから転校の手続きをとるようにしましょう。
※卒業のタイミングは取得単位の状況で変化する場合があります。そのため、個別の事案については必ず通信制高校やサポート校にお尋ねください。
学思館高等学院は随時、転校などのご相談を受け付けております。通信制高校の仕組みなども含めてお気軽にお問い合わせ・ご相談ください。