学びの多様化学校について
みなさん、こんにちは。福岡学習センターの河村です。
増え続ける不登校児童・生徒数
今年は夏場以降に「学びの多様化学校」が新設されるニュースをたびたび耳にします。コロナ禍以降、不登校の生徒さんの数は右肩上がりに増え続け、令和5年のデータで全国の小中学校で約34万人になっています。福岡県でも令和5年度で約1万7000人(前年度から約3000人増)になっており、1クラスに1人の割合で不登校の生徒さんがいる計算になります。
学びの多様化学校の設置
それだけ学校に「行きづらい」という生徒さんが多いという中、福岡市、宇美町が学びの多様化学校(中学校)の来春設置を発表、そして県が小郡高校に「みらい創造コース」を来春設置することを発表しました。これらの学校はいずれも朝は9:30スタートを予定しており、人が多いところに行くのが苦手な生徒さんにも配慮がなされているほか、少人数制であったり、1日の振り返りの時間が設けられたりしています。また小郡高校のみらい創造コースの場合コース専用の昇降口を設けられ、安心して学校生活が送れるよう配慮がされています。
(※参考小郡高校みらい創造コースについてはこちら→https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/manabinotayouka.html)
何らかの理由があって現在通っている学校には通えていないけど、別の学校なら通いたい、高校に進学したいという生徒さんのサポートがこれまで以上に増えてきたな…と感じます。
まずは自治体にお問い合わせを
学校に行くことができない生徒さんに対しての自治体からのフォローは以前に比べて徐々に多くなってきています。今回は学びの多様化学校について取り上げましたが、自治体により条件次第でフリースクールや学習塾の利用料の一部を負担してくれるところもあります。困ったことがあればまずはお住いの自治体のホームページを確認してみてください。